こんにちは、makoです。
露出計連動レバー
Df使い方講習会で教わった、露出計連動レバー。
おさらいすると、Dfは非AIレンズもAIレンズも使えます。
非AIレンズを装着する時は、マウント(レンズと本体を接続する部分)上部にある露出計連動レバーという金属を、本体にしまい込む必要があります。
露出計連動レバーはフィルムタイプの一眼レフには付いていたらしいのですが、デジタル一眼レフになってから不要な機能になったため、今は省かれている・・・ということも書きました。
初めてニコン木更津アウトレットへ行った際、AIレンズを見つけて「これが欲しい!」と思ったのですが、「D5600では使えない」とスタッフさんから教わりました。
ニコンのサイトカメラとニッコールレンズの組み合わせについてにも、マニュアルフォーカスレンズ(非CPUレンズ)はD5600に使えないと書いてありますね。
カメラとレンズの適応表には、AIレンズでもAI-SであればD5600で使えるとありますが、マニュアルモードでのみとなっています。
Dfであれば、AIレンズ(現行製品の一世代前)も非AIレンズ(AIレンズのさらに一世代前)もOKです。
もともとAIレンズや非AIレンズを持っている人ならタンスの肥やしになっていたレンズを再び使えるわけですが、私のように1つも持っていない一眼レフ初心者は、わざわざ選ばなくて良いのかもしれません。
レンズは新しければ新しいほど、技術の進歩が投影されているはずですし。
ニコンのマウント
さて、タイトルに書いたニコンのマウントのこと。
マウントとは英語でmountなので、「はめ込む」とか「装着する」という意味があります。
つまり、レンズとカメラ本体の接続部分を意味します。
一眼レフがフィルムからデジタルに移行する時期に、他メーカーがこのマウント部分を変更したにもかかわらず、ニコンは変えなかったそうです。
Fマウント
そして、50年以上も前から同じ形状のニコンのマウントは、Fマウントと呼ばれています。
ニコン公式サイトに2009年に掲載されたニュース。
抜粋すると、
ニコン(当時:日本光学工業)は、1959(昭和34)年に発売したニコン初のレンズ交換式一眼レフカメラ「ニコン F」にレンズマウントとして「ニコンFマウント」を採用。ニコンはこのレンズマウントの機械的な形状を変更することなく、時代に合わせた機能を実現し、最新のデジタル一眼レフカメラにも「ニコンFマウント」を採用しています。なお、ほとんどの一眼レフカメラのメーカーでは、オートフォーカス化やデジタル化などを実現するためにレンズマウントを変更しています。
とあります。
つまり、ニコンユーザーは本体だけ買えば、持っているレンズをそのまま使えた、ということ。
ニコンが既存ユーザーを切り捨てなかったというのが最大のメリットですが、その代償として開発面で多くの苦労を伴い、製品化が遅れたり製品の精度で他社製品の後塵を拝する結果になったそうです。
製品が複雑な構成
また、50年以上前から存在するレンズが含まれるため、非AIレンズとかAIレンズのような製品群もあれば、DタイプやGタイプなどと呼ばれるシリーズもあり、複雑な構成になっているのも事実。
これらの歴史を知った今、ニコンがユーザーフレンドリーでホスピタリティ溢れる会社だと感じたのは、気のせいでも何でもなく、事実なのだと分かりました。
でも、これから一眼レフカメラを使い始めようとする人にとっては、検討項目にはまったく含まれない点です。
私も「軽さ優先」でD5600、「見た目重視」でDfに惹かれましたから、「それらのレンズが一切使えなくなる可能性がある」というのは、考えたこともありませんでした。
レンズは安くても定価5万円くらい、多くは10万円以上。
大三元レンズのように、定価30万円以上というものもあります。
フィルム一眼レフがデジタル一眼レフへと移行したように、いつ新しい技術が開発されて、違う名称の一眼レフになるか分かりません。
その時にカメラ本体だけでなく、レンズまで全部揃えなくてはならないとなったら、よほど写真が好きな人以外はきっと使うのをやめてしまうと思うのですよね。
非常に苦労して開発をしていると思われるニコンさん。
ニコンを応援したい
昨今はスマホのカメラ機能の進歩や撮った画像を現像しない風潮があり、カメラ業界はとても経営が大変だと思います。
ユーザーを思ってマウントを同じ形状にしてくれた会社ですから、ニコンの一眼レフを使い始めた私はサードパーティ製ではなく、ニコンのレンズ(ニッコールレンズ)を選ぼうと決めました。
熱く語ってしまったけれど、すっかりニコン大好きになったのでした(^_^;)
とは言え、一眼レフカメラメーカーのシェアを考えると、ニコン以外のメーカーを使っている方々のほうが圧倒的に多いでしょう。
それぞれに「買って良かった!」と思える部分があるはずですし、それで良いのですよね。
大切なことは、楽しみながらカメラで日常を記録すること。
メーカーの違いはあっても、「カメラを使う理由」は同じです。
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