第49回 一から始める新選組勉強会

 

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こんばんは、遅咲きの桜鬼です。

昨日、月に1回の釣洋一先生による「一から始める新選組勉強会」に参加してきました。

 

午前中に父から「今日は勉強会には行けないんだよ・・・」と非常に残念そうに電話があったので、私だけで参加。

 

 

釣先生お手製のシラバスがとても充実した内容なので、ずっと「過去のシラバスも読んでみたいな」と思っていました。その願いが通じたのかどうか分からないけれど、余剰分の過去のシラバスを早い者勝ちで頂けるという幸運に恵まれました♪

 

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皆さんが「欲しい部数持って行って良いよ」と優しく仰って下さったので、2部以上残っているシラバスは父の分まで頂きました。

前回は榎本武揚さんのご子孫にお目にかかる機会を得たし、今回は貴重な過去のシラバスを頂いたし、相変わらず運の良い私です(笑)何より、釣先生の勉強会に出会えたことは非常に幸運ですしね(*^_^*)

 

さて、第49回は前回に引き続き、山南敬助からスタート。

焦点は「自刃した」という記述のある、依田学海の【学海日録】に記載されている松本良順の談話です。

これについては前回も話があり、信ぴょう性が低いのではないか?というのが釣先生の見解でした。松本良順が京都にいた時期と山南敬助が亡くなった日が半年ほど離れていることが理由のようです。

 

次に新選組物語の【床伝】の検証。

篠原泰之進、中村半次郎といった聞いたことはあるけれど、どんな人か全く知識がない人物の話になりました。

 

そして、吉村貫一郎について。

某新選組研究家が嘉村権太郎と吉村貫一郎が同一人物という主張をしているようですが、釣先生は別人という見解のようです。

 

最後は小島資料館の記録に残っていた、慶応元年4月27日に新規加盟した新選組隊士名簿について。

釣先生がノートに写したもので、先番〜9番組までに割り振られた50名ほどの新規加入の隊士名がずらりと並んでいます。

有名な隊士の名を釣先生が挙げていらっしゃったのですが、すみません、全く知らない方々ばかりでした。

 

講義の後はいつも通り懇親会で、釣先生の奥様お手製のお食事とお酒が振る舞われ、最後は喫茶店オーナーが1杯ずつ淹れて下さったコーヒーを頂いて帰宅。

 

たった4回しか参加していないのにすっかり馴染んで、とても楽しい時間を過ごしました。

来月は記念すべき第50回です。楽しみです!

 

今週末9/27(日)に甲陽鎮撫隊の足跡を辿る会が再開されるらしく、ラスト2として大月〜笹子峠までの旧甲州道中を歩く企画があるそうです(旧甲州街道という名称が浸透していますが、旧甲州は本当は「道中」と呼ぶんだよ・・・と釣先生が仰っていました)。

私は仕事が入っていて参加できないのですが、御年80才の釣先生が「15kmなんて4時間くらいで歩ける」とサラッと仰っていて、健脚なご様子。先生の半分くらいしか生きていない私は1kmでも不安なのに(笑)

仕事が入っていなかったら、参加したかったです。こういう機会を通じて、皆さんから沢山学べると思うので参加できなくて残念。

 

 

 

 

 

 

 

 

2 件のコメント

  • 有意義なお時間を過ごされて何よりです。

    慶応元年4月の新入隊士名簿で有名な人物というと、吉村貫一郎でしょうか。
    また、近藤勇の従弟・宮川信吉、慶応3年6月に守護職屋敷で切腹した富川十郎と中村五郎、妾の間男に斬りつけられた田内知あたりも印象的ですね。

    『新選組物語』の「床伝」の話には、篠原泰之進の妻の証言が記述されています。篠原は前妻と別れ若い後妻を迎え、この証言をしたのは後妻のほうとか。

    甲州方面の新選組関連史跡は、ガイドブック『ふぃーるどわーく甲州』が詳しいです。
    他にこの方面を詳しく書いたものはなく(商業出版物にこれをパクったような代物はありましたが)、釣先生もおそらくお持ちと思います。
    これがあればご自身でおいでになれて、種々ご参考にもなるでしょう。
    なお、前回ご紹介したうちの『ふぃーるどわーく京都 東』はすでに在庫切れ・再版未定となっており、失礼いたしました。

    • 東屋梢風さん

      コメントを頂戴してから1ヶ月も経ってしまい、ごめんなさい。

      新入隊士の名前を聞いても???という状態で、最近はあまりの忙しさにまったく読書の時間もありません。
      今月は明日が年内最後の新選組勉強会なのですが、田内知についての講義になる予定です。
      前回の勉強会で釣先生が「ずっと『とも』と読むのだと思っていたけれど、『さとし』でないか?と考えるようになりつつある」と仰っていました。

      甲州鎮撫隊の足跡を辿る旧甲州街道を歩く会があったようで、江戸を出発して月に1回ペースで実際に歩いた方々もいらっしゃいます。
      私が知ったのは最後の2回で、どちらも仕事のために参加できなかったのが残念です。
      山道を物ともせず、御年80才の釣先生がこともなげに踏破なさったそうで、そのご健脚ぶりに驚きました。

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