なぜかアガルート受講生に

 

こんにちは、makoです。

前回書いてから、あっという間に3週間以上が経ってしまいました。

 

近況

論文対策の個別指導を検討していて、6月下旬にアガルートの受講相談を受けました。

個別指導だけでも年間70万円、1年合格+マネオプで100万円。

その差は30万円なので「ちょっとだけの差」とは言い難いけれど、30万円追加すればほぼすべての講座を答練込みで受講できる。

ということで、1年合格+マネオプを申し込みました。

【2021年合格目標】司法試験|予備試験1年合格カリキュラム

 

申し込んだ日の数時間後に、「CM開始によるセール期間の延長と7/1から1ヶ月間はポイント10倍」というキャンペーンが発表されて、すごーーーーく悲しくなりました。

【テレビCM放送記念】全講座ポイント10倍+予備試験1年合格カリキュラム7月末までセール延長

 

100万円の1%分と10%分ではあまりにも価値が違いすぎる。

アガルートに申し込んで失敗だったと思うのは、ココ。

ま、タイミングの問題なので、仕方がありませんが。

 

マネオプ

申し込み後、最初に初回カウンセリングがあります。

まだ初回カウンセリングと1回目の個別指導しか受けていませんが、申し込んで良かった!と心から思っています。

アガルートの個別指導はおすすめ♫

 

スカイプの音質が微妙

マネオプは通学と通信がありますが、私は通信指導を選びました。

今のところはスカイプでの個別指導ですが、音質が不安定なので、zoomに切り替えてもらえたら・・・と密かに願っています。

そうすれば、ホワイトボード機能もあるしね。

ただ、zoomのホワイトボード機能を使うとしたらマウスで文字を書くのは難しい。

ということは、先生がタブレット+ペンシルを準備しなくちゃいけないから、検討してもらえたら、という感じですけど。

 

申し込み〜初回カウンセリングまで

私の場合、初回カウンセリングの前に下記の課題が出ていました。

  1. 総合講義 民法(チャプター#1〜36)
  2. 論文の書き方 民法第1回(5コマ分)の答案構成+講義視聴
  3. 答案1通提出(「論文の書き方 民法」から先生が指定)
  4. 一問一答 民法(20問くらい?)

 

初回カウンセリング

この日までに民法を全部聴き終えてしまおうか・・・という野望もあったので、総合講義は指定されたチャプター36までではなく、140まで終わっていました。

 

最初の10分くらいは、初めましてのご挨拶&今後の方向性を確認するもの。

この中で、とても申し訳ないとは思ったものの、「論証や答案例は、呉先生から学んでいるものを使いたいです」と伝えました。

「論文答案の書き方」 民法の答案例を見たところ、呉先生の論述のほうが素晴らしいと思ったので。

 

その後は通常の個別指導で、とても勉強になりました。

論文の勉強をどう進めるかについてのアドバイスもあり、「書けない自分が今できること」が分かったのも良かったです。

 

次回までの課題:

  1. 総合講義300 民法(チャプター#140〜181)
  2. 答案構成 ー 論文の書き方 民法(20問)
  3. 答案2通提出

 

個別指導

先日2回目の個別指導がありましたが、とても充実した、あっという間の1時間でした。

提出した答案についての説明だけでなく、先生から適宜、「その問いとは少し違う場面だった場合はどうなるか?」、「特別な事情とはどういう事情が考えられるか?」、「この論述は条文のどこから導いたのか?」等の鋭い質問がありました。

論文を書いていて、私自身も「特別な事情といえるのはどういう時だろう?」などと考えていたので、そこを思いっきり突っ込まれて、「やっぱりそうだよね!」と。

そういう部分を答案に反映させることができると、説得力のある論述になるのだろうなー。

 

次回までの課題:

  1. 総合講義300 民法1周目(チャプター#180〜276)
  2. 答案構成(重問 民法#1〜20)
  3. 答案2通提出(重問 民法)

 

これにプラスして、短答過去問を1日20問、週に2回の基礎マス 刑訴(伊藤塾)があるので、結構いっぱいいっぱいの学習スケジュールです。

インプット講座

受講相談を担当してくださった先生は「総合講義300は受けなくて良い」とのことでしたが、マネオプ(個別指導)の先生から出される課題には、総合講義300が入っています。

なので、インプット講座としては資格スクエア(5期→6期と同じ)、伊藤塾・呉クラス、アガルートの3つを経験することになったのですが。

個人的にはインプット講座のお気に入り順は、

  1. 呉先生(伊藤塾)
  2. 高野先生(資格スクエア)
  3. 工藤先生(アガルート)

 

伊藤塾・呉クラス

ダントツでおすすめは伊藤塾・呉クラス。

呉先生の説明の分かりやすさ、メイン教材として届く基礎本シリーズ、呉先生の答案例のレベルの高さ。

どれをとっても、ナンバー1だと思います。

 

呉クラスの場合、憲法・刑法・民法はインプット講義(基礎マスター)とアウトプット講義(論文マスター)が別々ですが、商法・民訴・刑訴はインプットとアウトプットが1つの講義で並行して進みます。

ちなみに、残念ながら行政法だけは呉先生ではなく、別の伊藤塾の先生が担当なさっています。

 

論文マスター(通称:論マス)は旧司で構成された問題研究(通称:問研)を使いますが、呉クラス受講生には問研とは別に補助レジュメ集が配布されます。

たいてい問研と同じかそれ以上の厚みがあるのですが、この補助レジュメ集は呉先生が書いた答案です。

 

呉クラスで学んだあとに他の答案例に触れると、いつも呉先生がおっしゃっている「論理の一貫性と読みやすさ」というものが何なのかが、素人でも分かるようになります。

アガルートの答案例、資格スクエアの過去問(6期)答案例も手元にあるけれど、呉先生の答案はレベルが違いすぎます。

 

論文を学ぶにしても、やはり呉クラスが一番良いなー、というのが個人的な感想。

ただ、旧司が難しすぎるので、私は個別指導で論文の力を育てることにしました。

予備校の比較を兼ねて、論文その他についてもまたの機会に書けたら・・・と考えています。

 

資格スクエア・基礎講座

次点は、資格スクエアの基礎講座。

高野先生の講義は非常に分かりやすく、先生お手製のスライド資料が素晴らしい。

初学者は右も左も分からない状態で学習を始めますが、高野先生の説明は本当に分かりやすい。

 

アガルート・総合講義300

個人的にこの3つの中では一番最後になるのが、アガルートの総合講義300。

工藤先生はサンプル動画でも分かるように、聞き取りづらい!

ホワイトボードに書いて説明してくださるとき、途端に音声が小さくなります。

講義ごとに音声の大きさの差がありすぎて、一番大きくしても聞こえづらいことがあったりしてツライ。

 

とはいえ、内容が悪いというわけではありません。

あくまでも、3つの基礎的な講座を比較した個人的な印象です。

 

論証集の使い方講座

実は、1年ほど前に「論証集の使い方講座」だけを申し込みました。

でも、すごい聞きづらくて、放置する結果に。

ただ、現時点でそのトラウマは解消されつつあります。

 

アガルートの「論証集の使い方講座」は論証を読み上げることがメインのようなので、ただでさえ早口で聞き取りづらい工藤先生の悪い面だけが出ているような、もったいない感じ。

他の予備校を利用していてこの講座だけを申し込み、私のように放置する結果になった人を知っています。

 

なので、この講座だけを受講するのであれば、ある程度、論文の学習に進んでいることが目安になるかもしれませんね。

逆に、総合講義300を受講した方なら、この講義は良い復習になると思います。

 

私自身、アガルート受講生になる直前に久しぶりにこの講座を聞いたら、「なるほど〜」と理解できましたし、「悪くないな」と思えるようになりました。

単に知識がなさすぎて、申し込んだ当時の私には理解できなかっただけなのだろう、と思います。

 

ただし、独学または他の予備校利用者は、自分が学んだ自説と異なる立場で書かれているものも多いかもしれないので、そこは無視するなどの割り切りが必要です。

他の予備校で学んでいる初学者でインプット講義1周目くらいの人は、逆に混乱する可能性が高いかも。

 

テキスト

テキストは基礎本とアガルートが甲乙つけがたい。

分かりやすさは基礎本(呉先生)、網羅性はアガルートかな。

基礎本

短答過去問を解いていると、基礎本に記述のないものが結構あったりするのです。

ただ、呉先生は「正答率の低い問題は無視してOK」とおっしゃいますし、とにかく「メリハリをつけた学習」というスタンスが基礎本にも現れているように感じます。

基礎本シリーズは図や表がたくさんあること、普通は講義で先生が説明するような部分(=講義を聞いていて理解しづらいと感じる部分)はコラムで説明されています。

初学者には心強い味方といえるのが、基礎本シリーズ。

 

アガルートのテキスト

アガルートは短答用の細かい知識もテキストに記載があります。

総合講義300では、工藤先生が「細かいですけど出題されたことがあるので」と説明なさるので、全体的な網羅性はこちらのほうが上かな、という印象です。

アガルートのテキストは「まとめノート」という感じで、箇条書き。

自分でまとめノートを作らなくて済むけれど、行間(=テキストには記載がなく、先生が講義で説明する部分)はひたすらメモをとることになる。

他のテキストのページ番号が記載されていて、検索性が高いのは素晴らしいと感じます。

 

資格スクエアのテキスト

資格スクエアは5期のワークシートが6期のテキストになり、講義では一切参照されない基本書が教材として届きます。

ただし、テキストに目次も索引もないし、ピンポイントで探したいものを探すことはできません。

あと、ワークシート(5期)では1ページにスライド2枚分でしたが、テキスト(6期)は3スライド分になってしまい、メモを残しづらくなりました。

5期のテキストは判例百選は不要というほど、判例がたくさん載っていた点が良かったです。

ただ、目次も索引もないので、調べたいものを見つけるのはちょっと大変。

 

5期から6期へのアップグレード受講生には基本書が届かないのですが、基本書のほとんどは、レビュー評価が高い「リーガルクエスト(通称リークエ)」のようですね。

伊藤塾・呉クラスでも民訴や会社法はリークエを使いますが、先生の説明がなければ、一人で読んで理解できそうにないのですよね。

 

法律の世界を何も知らない初学者としてスタートした私自身の経験では、基本書を読んで理解できるのは、勉強を始めて早くて1年後くらいかなーという印象です(毎日8時間程度の学習をしている場合)。

ただ、論文に入ってある程度インプットした知識とのつながりができてくると、これらの書籍を買おうか迷うと思うので、教材としてもらえたら素直に嬉しいだろうな。

 

本当は他にも色々書くつもりだったけれど、このままでは今日のノルマをこなせない可能性があるので、今日はここまで。

中途半端になってしまったので、また次回に続きを書けたら書きます。