PCを自宅に持っている人の多くはインターネットやメールが主な使用目的で、あとはブログを書いたり、WordやExcelなどのソフトを使うこともある、というのが一般的だと思います。
正直言って「PCは動けば良い」という程度でもあったりして。
とは言え、何年も使っていると起動が遅くなったり、不具合が出てきて買い替えを検討しますよね。
過去に使っていたPC
我が家の場合、結婚してすぐに夫婦共有でiMac G3を買って以来(1997年前後)、PCを何度も買い替えてきました。
2000年前半はまだまだラップトップ(日本ではノートPCと呼ぶのかな?)の種類が少なく、とても高価だったのでデスクトップ。
ラップトップが一般的になってからは、夫婦それぞれのPCを持つようになりました。
私はNEC、東芝、IBM(現・レノボ)、DELL・・・と流れ、2014年に日本に帰国した時に初めてMacBook Pro(Retina、15インチ)を買いました。
Macに乗り換えた理由
WindowsからMacに乗り換えるきっかけになったのは、Windows 8のインターフェイスが使いづらく、全然慣れなかったから。
その1年前に娘にMacBook Pro(Retina、15インチ)を、そして息子にWindowsのラップトップを買っていたのですが、息子に使い方を聞かれても、当時Vistaだった私にはチンプンカンプン(>_<)
検索しながら教えていたものの、イライラ度MAXでした。
娘は通っていたシドニーのハイスクールでMacBook Airを配布されていたこともあり、巧みにショートカットキーやトラックパッドを使いこなしていました。
当時は「私にはMacを使いこなすのは無理だ・・・かと言って、Windowsは使いたくない」と思っていたものです。
私はPCに関しては素人ですが、調べて試すことが苦にならない、むしろ好奇心旺盛な性格のお陰で、専業主婦が長かった割には、そこそこPCが使える人だと思います。
あくまでも、普通に使えるレベルですけどね。
MacBook Pro(Retina, 13-inch, Mid 2014)
そんな私が初めて買った自分用のMacはMacBook Pro(Retina, 13-inch, Mid 2014)。
Macの良さ
Macにして感動したこと・良かったと感じることを思いつくままに書いてみます。
少し専門用語が入っていますが、実際の操作自体はシンプルで、すぐに覚えられます。
探している機能が見つけやすい
WordやExcelに相当するMacのソフト(Pages、Numbersという名称です)を開いた時に、メニューバーのアイコンが少なくて、探している機能が見つけやすい。
- WindowsのWORDやExcelは小さな文字でたくさんの機能がメニューバーにあって、どこに何があるのか分からないからたどり着くのに時間がかかるし、覚えるのが大変。しかも、色々な機能がある割には使い勝手が悪い。Macのソフトはもっと直感的に使えてラク。
- Numbersは記入するセルが下または右に移動した時に、自動的に一番上と一番左(たいてい何の項目か書いている場所)が見えるようになる。つまり、何を記入するセルなのか、いちいち一番上または左端に移動して確認する手間が省かれていて、とても効率が良い。
デスクトップの移動が簡単
いくつかの画面をデスクトップに追加すると、トラックパッドで指を使ってスワイプするだけで自在に行き来できる。
- Pagesの画面、Numbersの画面、インターネットブラウザの画面・・・というように、いくつも同時に開きながら簡単に移動できる。
コピー&ペースト機能が広範囲に使える
- 体裁が崩れることもなく、サイズも自由に調整できる
- 色々なところでコピー&ペーストが簡単にできる。文字入力やExcelなどのソフトだけでなく、Windowsではできなかった様々な場面で使える。
プレビュー(PDF閲覧、簡単な画像修正ソフト)が便利
- いくつかのPDFをひとまとめにしたり、1ページずつ簡単に回転させることができる。
- ドラッグするだけでページを移動したり、メニューバーの回転アイコンをクリックするだけで該当ページの上下を変更できた時は感動しました。
- プレビューを使うと、ある程度の加工もできる。Photoshopほどの編集ソフトは要らないけれど、多少の加工をしたいことがありますよね。部分的にモザイクをかけたり、文字や記号を入れる時はプレビューで簡単にできるのが良いです。
トラックパッドが秀逸
Windowsマシンではマウスが無いとどうにもならない、というよりトラックパッドがあまりにも使いづらくて不要なスペースになっていますが、Macのトラックパッドは機能性が高くてストレスがまったくありません。
自分がMacを使うようになる前は、MacBookをカフェで使っている人たちを見ると「Windowsとは違うアピールをしたくてマウスを使っていないのかしら?」と意地悪な見方をしていましたが、そうじゃなくてマウスが要らないのですよね。
- 特にiMacのトラックパッドはMacBook Proよりも動きがさらにスムーズ。
スクリーンショット
画面全体のスクリーンショットだけではなく、範囲を選ぶ方法も可能。
保存した後も以前のファイルに復元できる
プレビューの画像を加工して保存した後やファイルを保存した後でも、保存前の状態に戻せます!
しかも、時間が経っていたとしても「オリジナルの状態」にいつでも戻せるので、色々とやらかす私にはとても助かる!
Windowsソフトも使える
WindowsのOSとソフト(WORDやExcelなど)を買えば、MacのソフトもWindowsのソフトも使うことができる。
- WindowsでMacのソフトを使うことはできないけれど、Macでは可能
使える年数が長い
これは私だけなのかもしれませんが、過去のWindowsマシンは2年ごとに買い替えていました。
起動が遅くなるだけじゃなく、動作がおかしくなったり、重くなったりしてイライラするのが当たり前だったから。
MacBook Proを使い始めて2年弱が経つのに、そういうイライラがほとんどない。
「このラップトップ、何年使えるんだろう?」という嬉しい誤算は初めて。
ウイルスに感染しにくい
Macを使っている人がPC人口の1割くらいという状況なので、あまりMacに攻撃をしかける人が多くないのが理由みたいです。
私はずっとウイルス対応ソフトを使っていなかったけれど、仮想化をしてWindowsを使うようになった時にウイルス対応ソフトもインストールしました。
OS、インターフェイス(画面の見た目)
- OSが無料なのは嬉しい。Windows 10は無料でアップグレードできたようですが、Macは少し前から無料。ちなみに、PagesやNumbersが新しいバージョンになる時も無料。
- OSが変わっても画面はそう大きく変わらないため、戸惑いが少ない。
画面がきれい
- Retinaディスプレイ限定にはなるものの、拡大しても文字がつぶれない。
- フォント(書体)が見やすい。
- 文字の拡大が簡単にできるから、画像の加工などで一度拡大してから編集したい場所だけ加工する時もラク。
サポート体制が万全
- AppleCareに加入していれば、3年間は無料で電話相談できる。サポートのコールセンターは日本人で、とても親身になって問題解決のために助けてくれて嬉しい。
- 修理だけでなく、電源のケーブルやアダプター、USBケーブルなどの付属品もこの期間内は無料で新品に交換してもらえる(送料無料)。
- Apple Store限定になるものの、基本的な使い方は無料ワークショップで学べる。
- Macのセットアップは届いた時にオンラインセッションという形で一緒にやってもらえる(もちろん無料で、希望者は届いたメールのリンクから日時を予約)。
その他
完全に個人的な好みだけど、Macに軍配が上がるのは、こういう所。
- USキーボードを選べる
- 起動が早い
- ショートカットキーが便利
直感で操作できる
とにかく、「このボタンを押したら出来そう」みたいな直感でやってみると、たいてい合っているのが嬉しい。
先日、実家の両親や一時帰国している妹のWindowsマシンが勝手にWindows 10にアップグレードされたそうです。
使えなくなって大変だったと聞いているので、「Macに変えて良かった」と心から思いました。
もちろんMacにも欠点はあります。私が使っていて困るのは、メールに添付されたWindowsで保存されたファイル名が文字化けすること。
メリットの方が多すぎるので、気になりません。
AppleのPCは割高という声をよく見かけますが、本当にそうでしょうか?
初期費用はWindowsマシンの方が多少は安いかもしれないけれど、継続的に使っていくことを考えると毎年何かしらの費用がかかりますよね。
OSが新しくなる度に購入しなければならないし、オフィスは年間1万円以上かかる。
その上、私のようにすぐに動作が重くなる場合、短いスパンで新しいラップトップに買い換える必要が出てくる。
だからこそ、どうせ慣れない(新しい)WindowsのOSで使い方を覚えるくらいなら、PCが苦手だと感じている人こそMacにした方がストレスは少ないかもしれませんね。
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