一眼レフカメラ 買い替え or レンズ購入?〜リサーチ③〜

こんにちは、makoです。

少しずつ、自分が求めるものが明確になってきました。

そして同時に、「本当に軽さだけを重要視したいの?」という気持ちも芽生えつつあって、使う頻度はまったくの未知数なのに、目移りしてしまっている状態とも言える(^_^;)

改めて、現時点で私が一眼レフに求める要素。

  • 軽い → 最優先事項のつもりだけど、心が揺らぎ始めている
  • 動く被写体を撮る機会が増えそう
  • スマホに自動で写真を取り込める → Wi-Fi & Bluetooth機能が付いている機種
  • 普段は単焦点レンズを使う → キヤノンのパンケーキレンズが魅力
  • 動画も同時に撮る可能性あり
目次

動画の録画時間について

1つ前の記事で、「ニコンD5600は動画を30分弱しか撮影できない点が気になる」と書きました。

それに比べて、キヤノンEOS 9000Dのサイトでは、少し画質を落とせば4時間〜11時間という数字が出てくるのです。

「これだけ切磋琢磨している二大メーカーが販売しているカメラ群の中で、ニコンだけが動画の撮影時間でこんなに差をつけられるものなのか?」と調べてみたところ、あるカラクリに気付きました。

まずは、それぞれのサイトの動画に関する部分(一部抜粋)を見てください。

キヤノン 9000D

ニコンD5600

キヤノンはSDカードの容量別に最大で保存できる時間(総記録時間)を、ニコンは1回の撮影で連続して録画できる時間(最長記録時間)を記載しています。

ヨーロッパでは30分以上録画できる機器はビデオカメラのカテゴリーに分類され、関税が高くなるそうです。

ほとんど全てのカメラが動画に対応していながら、連続では最長29分59秒までしか撮影できない仕組みにしてあることを知りました。

つまり、どちらの機種を選ぼうが、1回で連続して撮影できる時間は同じ。

こういう背景を知っている人って一般ユーザーにはそう多くないと思うのです。

だから、上のような表を見比べた時、私のように動画撮影もしたい人にとって「ニコンはダメじゃん」と思ってしまうでしょう。

逆にキヤノンを録画時間を理由に選んだ場合、「あれ?30分しか撮れない・・・」ということが起こるわけですね。

録画時間は同じだと分かったので、これまでキヤノン9000Dを第一候補に挙げて調べてきましたが、ここにきてニコンD5600も再び候補入り。

キヤノンEOS 9000DとEOSkiss X9iの比較

こちらで使用した画像は公式サイトからお借りしました。

キヤノンにするなら9000Dと決めているけれど、まずはkiss X9i との比較から。

キヤノン 9000D

キヤノン 9000D

キヤノン kiss X9i

キヤノン kiss X9i

正直なところ、EOS kiss X9iで十分。

でも、内容がほぼ同じだけど1万円ほど高い9000Dのほうが魅力的。

  • 重量は8gしか変わらない
  • 慣れてきた時に操作性で一歩上をいく

女性が右手でグリップを握りながら最初にカメラを持った時、同じ右手で電源をON・OFFできるのか、実機を見てみないと分かりませんね。

というのも、電源ボタンの位置が9000Dは左上、kiss X9iは右上にあるから。

次に、9000Dについている本体の上にある液晶画面。

エントリーモデルのクラスでこのサブ液晶モニターが付いているタイプは無いそうです。

今の私にはISO感度が表示されているのがかろうじて分かるくらいで、あとは何がなんだか良くわからない数字の羅列ですが、いつか理解できるかもしれません。

そして、背面のボタンの操作性も9000Dのほうが良いらしい。

露出の補正とか絞りとか、現時点ではその意味すら全然分からないので、ある程度理解できるようになった後であれば・・・という前提ですけど。

考え方として、とにかく一眼レフを日常の生活で使いたい人には kiss X9i、今後もしかしたら上位機種を買っちゃうくらいカメラが好きになるかもしれない(またはカメラの性能を重視したくなるかもしれない)場合は、上位機種と操作性が同じ9000Dがおすすめ、という印象。

ニコンとキヤノンの違い

次に、よく挙げられているニコンとキヤノンの違い。

「ニコンは風景に強く、キヤノンは人物に強い」とか「キヤノンは白に強く、ニコンは黒に強い」と書かれた記事が沢山ありました。

でも、RAWで保存する限り、これらの違いは関係ないことを知りました。

大量の記事を読みましたが、この点を指摘していた唯一の記事はsaizouさんの「キヤノンとニコンを選ぶ際、気にするところと気にしなくてもいいところ」です(saizouさんご本人からリンクの許可を得ています)。

目からウロコ!な有益情報です。

「JPEG って何?」という人、ぜひ読んでください。「ニコンとキヤノンの違いは?」で迷っている人も、ぜひ読んでください。

英語でrawと言えば「加工していない」という意味で、原材料は英語で raw material と言うように、カメラでもRAWといえばJPEGなどに変換されていない「ありのままの画像」ということなのでしょう。

つまり、カメラで撮った画像自体に違いはないけれど、保存をJPEG設定にした時にこれらの違いが表れると理解しました。

音楽CDをiTunesに取り込む時にAAC(JPEGみたいなもの)ではなく、Appleロスレス(RAWに近いもの)を選んでいるのと同じ、ってことではないでしょうか。

とは言え、多くの初心者はJPEGでの保存を選ぶと思われます。

そして、あくまでも個人的な推測ですが、初心者は画質の違いに気付かないレベルなのではないかと。

実際、「最近の機種ではそこまで大きな違いはない」という記事を目にしたこともありますし。

ここでの変換処理の特徴として、ニコンとキヤノンは写真に対する考え方の違いがあって、上に書いたような特徴を持つJPEG画像として保存される。

JPEGはRAWデータを自動的に補正してくれるけれど、RAWデータの補正にはPCでおこなう必要があるし、かなり容量が大きいからデータの保存は悩ましくなりそう。

実際にRAWデータで残してPCで調整するなんて面倒くさくて、結局はJPEGで保存するとは思いますが(データ量が多くなるけれど、買い替えをきっかけに、RAW+FINE設定 -RAWとJPEG両方を同時に保存- にしています。)

意外と気にしているシャッター音

実機で確認するまで何とも言えないけれど、気になっているのはシャッター音。

動画でEOS 9000DとEOS kiss X9iのシャッター音を載せてくださっている記事を見ましたが、個人的には今持っているニコンのシャッター音が一番好み。

EOS 9000Dはあまり好みではないし、EOS X9i(kiss)の音は正直避けたいと思う(^_^;)

実機に触れないと分からない部分ですけれど。

ここにきて急にニコン製品に気持ちが傾きつつある

ニコンに魅力を感じるのは、公式サイトで一眼レフについて図や写真を使って説明しているところ。

初心者にとって知りたいことが分かりやすい形で情報発信されているという点では、間違いなくニコンに一票です。

というより、キヤノンはあまりそういう情報発信を積極的にしていなくて、売ることに専念している印象。

逆にニコンは、一眼レフの普及のために地道な活動をしているという印象を受けます。

素人なりに感じているのは、ニコンは製品が頑丈&写真を記録するというカメラの本質に忠実で、キヤノンは現像したあとの美しさや使いやすさを大切にしている、という感じ。

車にたとえて言うなら、ニコン=ドイツ車、キヤノン=日本車、ってイメージなのですよね。

我が家がわざわざ高いメルセデスを選んだのも、車を走らせるという基本部分の性能と安全性のためであって、走行中にカーナビの設定もできないければテレビを見ることもできない部分は、「仕方がない」と諦めています。

これと同じような感覚で、ニコンとキヤノンの好みが分かれるのかもしれません。

現時点での比較表はこちら。

レンズの互換性ですが、基本的にどちらのメーカーもレンズを装着する部分(マウント)はどの機種でも同じ形状のようです。

ただ、ニコンはステッピングモーターを使用したAF-Pシリーズが使えない機種(例:我が家のD5000)があるので、その点だけを考慮して△になっています。

あくまでも、我が家のD5000を対象とした時のレンズの互換性であって、一眼レフがフィルムからデジタルに移行した時にマウントを変更しなかったのはニコンくらいなので、本来はニコンのほうが互換性は上になるはずです(ニコンなら50年以上前のレンズも使用できる)。

普段使いを考えた時、以前の記事に書いたキヤノンのパンケーキレンズとかシンデレラレンズとか呼ばれている単焦点レンズがとっても魅力的なのと、レンズの価格がニコンより低めに設定されているので、互換性とは関係ないけれどキヤノンに惹かれるのも事実。

ここにきて、買い替えるならキヤノン9000Dの一択から、ニコンD5600も捨てがたい・・・になってきました(^_^;)

ついでに、あんなに「軽さが最優先事項!」と言っておきながら、急にフルサイズにも興味が出てきました。

買う前からこんなに迷うのは珍しい、と自分でも苦笑い。

特に「いつまでに必要」という期限があるわけでもないので、楽しみながらリサーチを続けようと思います。

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この記事を書いた人

このブログは2010年から2014年まで、オーストラリア・シドニーで過ごすことになった子供たちの記録を綴るために始めました。
子供たちが大きくなるにつれて、私自身の趣味についての記事が増えています。
好奇心旺盛で、自分で調べて様々なことに挑戦することが好きです。

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