こんにちは、makoです。
REALFORCEのRC1(日本語配列、キー荷重30g)を使い始めてから、約2ヶ月が経ちました。
しばらく使ってみた感想を綴ってみようと思います。
配列はWindows用ですが、Macでも問題なく使えます。
結論
軽くて、省スペースなのにF1〜F12まであるため、一般的なキーボードと同じ感覚で使えます。
持ち運びたい人にも、自宅のみの使用でも、かなりおすすめ。
打鍵音・打鍵感はHHKBが一番好き!という私のような人でも、RC1の打鍵音と打鍵感ならきっと好きになれると思います。
個人的なお気に入り度
- 一般的なキーボード配列で使いやすい
- 軽くて、省スペース
- メディアキーの割り当てが可能(HHKBシリーズでは設定不可の機能)
- 最大5台のデバイスに接続できる(有線で1台、無線で4台)
- 静電容量無接点方式
- APCを調整可能
- 2025年1月の時点ではWindows用しかない(Macでの使用は可能)
- タイプミスでマップが切り替わっていることが多い(LED表示がないため、切り替わったことに気付かず文鎮化したかと焦る)
- キー荷重30gは軽すぎた
- 久しぶりに使う日本語配列のかな文字印字がゴチャゴチャして見える
- 色が好みではない上に印字が見づらい
- 素敵なキーキャップがオプション販売されているものの、トータルコストが高すぎる
- 付属のケーブルがType A to Cのため、Mac mini4以降で有線接続したい場合は、別途ケーブルを用意する必要がある
こちらの総合評価は(個人的なお気に入り度)は、デフォルトの色に対するものです。やっと入手できたキーキャップに交換したところ、素敵な外観になりました。今はとても気に入っています。
価格
35,860円(税込)です。
なかなかのお値段ですよね。
付属品
- キーボード本体
- USBケーブル(Type-A to Type-C)
- 取扱説明書(保証書)
外観
配列
一般的な日本語配列とほぼ同じ。
アルファベットの横にかな文字が印字されています。
異なるのは、矢印キーがエンターキーの下に組み込まれている点でしょうか。
色
キーキャップはダークグレーとライトグレーのツートンカラー。
この記事を書くために公式サイトを確認して、初めてダークグレーだったことを知りました。
ずっと黒だと思ってた・・・。
ファンクションキーは3つに分かれていて、真ん中のF5〜F8だけ色が違うので、視覚的に位置が把握しやすくなっています。
有線接続
キーボード本体のコネクタはUSB-Cですが、PC側はUSB-Aです。
MacBook系やMac mini 4で有線接続したい場合は、ケーブルを別途用意する必要があります。
製品仕様(C1HJ13)
サイズ | 130mm x 295mm x 39mm |
重量 | 0.6kg |
本体色 | ブラック |
キーキャップ色 | ダークグレー / ライトグレー |
キーキャップ素材 | PBT |
キー配列 | 日本語 |
キー数 | 82 |
キーストローク | 4.0mm |
キー印刷 | 昇華印刷 |
かな印字 | かな有り |
キー荷重 | 30g |
キー構造 | ステップスカルプチャー |
Nキーロールオーバー | フルNキーロールオーバー |
スイッチ | 東プレスイッチ(静電容量無接点方式) |
スイッチ寿命 | 1億回以上 |
インターフェイス | Bluetooth 5.0 & USB |
バッテリー持続時間 | 1回の充電で約1ヶ月利用可能 |
ケーブル長 | 1.8m |
生産国 | 日本 |
システム要件 | Windows 10/11以降 / macOS 14.5〜 |
使用前の準備
ソフトは公式サイトからダウンロード可能です。
- REALFORCE CONNECTをダウンロード&インストール
-
まずは、REALFORCE CONNECTをダウンロード&インストールします。
- 最新ファームウェアの情報を確認
-
次に、下記のサイトから最新ファームウェアの情報を確認します。
現在インストールされているバージョンが古い場合は、最新版をダウンロードし、REALFORCE CONNECTの初期画面からアップデートします(時計回りの矢印をクリック)。
- 自分の好みに合わせてキーマップを変更
-
REALFORCE CONNECTの初期画面「デバイス選択」からRC1 KEYBOARDをクリックすると、キーマップ変更ツールが開きますので、好みに合わせて変更します。
使用しているのがWindowsのPCであれば、何もせずにデフォルトの状態で使ってみて、慣れてからキーマップを変更しても良いと思います。
キーマップ変更ツールは、特定のキーを押した時に何をしたいか?を自分の好みに設定できるソフトです。たとえばMacの場合、スペースキー左横の無変換キーは無効なので(押しても何も起こらないため)、このキーを押すと英語で入力できるように割り当てています。
HHKB Studio と REALFORCE RC1
ここではHHKB Studioのマウス機能は考慮せず、あくまでもキーとキーマップ変更ツールだけに絞って書きます。
まず、HHKB Studioは日本語配列のみ矢印キーがありますが、REALFORCE RC1は日本語・英語配列どちらも矢印キーがあります。
HHKB Studioにはファンクションキーがなく(数字キー+Fnキーでファンクションキーとして使う)、キーマップ変更ツールを使ってもメディアキー(早送り、巻き戻し、一時停止など)は設定できません。
RC1では独立したファンクションキーがF1〜F12まであり、メディアキーも設定できます。
私は録画された講義をオンライン受講する際に一時停止を頻繁に使うので、メディアキーを割り当てられることは購入前のポイントの1つでした。
やはり、ボタン1つで一時停止や音量を調整できるのは便利です。
Macで使用する複数キーのショートカットの登録ができる点は、HHKB StudioもRC1も同じです。
Macでは「Ctrlキーと+↑(矢印キー)の同時押し」でデスクトップ切り替え、「⌘キー+⌥(オプション)キー+ESCキーの同時押し」でフリーズしたソフトを強制終了など、ショートカットキーがあります。これらのショートカットキーをボタン1つでできるように割り当てることができます。
RC1 | HHKB Studio | |
---|---|---|
矢印キー | ◯ | 日本語配列のみ |
ファンクションキー | ◯ | × |
メディアキーの割り当て | ◯ | × |
複数キーのショートカットキー割り当て | ◯ | ◯ |
マウス機能 | × | ◯ |
現時点では愛着を持てないRC1ですが
令和8年度以降の司法試験がコンピュータでの試験に移行することが決まっていて、貸与される予定のPCは、日本語配列Windowsのラップトップになりそうな気配。
英語配列でタッチタイピングを習得して以来、ほとんど英語配列しか使っていない上に、Macに完全移行して10年以上の私。
英語配列と同じくらいのスピードでタッチタイピングができるようになるために、一般的な配列で練習する必要があるため、REALFORCEを選びました。
しかも、テキストや六法、iPad Proなどを机に広げることになるので、キーボードはコンパクトなサイズがありがたい。
ということで、RC1に決定。
キーボードの色もツートンカラーもまったく好みではありません(RC1の見た目が好きな方やメーカーさん、ごめんなさい。あくまでも好みの問題です。)
本当は白が出るのを待ちたかったけれど、発売されるかどうかも分からないまま時間が過ぎそうだったので。
キー荷重は45gがおすすめ
45gの在庫がなかなか復活しなかったので、30gを選びました。
これまで使ったことがあるREALFORCE(R2、HHKBモデル、R3の英語配列&Mac用)、HHKB Professional シリーズはすべて45gでした。
なんとなく重たいと感じていたので30gが合っているかも?と考えたりしていたけれど、30gは軽すぎるかな。
ホームポジションに指を置いている時によく「D」あたりが勝手に入力されているので、ほんの少し押しただけで入力されている印象。
おそらく、45gを選ぶのが無難なのだと思います。
ということで、現在はAPC設定をデフォルトの2.2mmから3.0mmに変更しています。
スコスコ感が少し大人しくなってしまうような気がして、その点だけが残念です。
暗い場所ではダークグレーの印字がほとんど見えない
日が暮れてきた時やお天気が悪い日など、薄暗い部屋ではほとんど印字が見えません。
日本語配列と英語配列の大きな違いは記号の位置だと思います。
アルファベットや数字であればタッチタイピングできるのに、記号は探して探して・・・の日々。
薄暗い部屋ではまず見つからないので、大人しく電気を点けて記号を探しています。
老眼世代には厳しいかも(六法を開くと老眼鏡が欲しいなと思うレベルだけど、間違いなく老眼は進んでいる)。
かな印字がゴチャゴチャして見える
アルファベットとかな文字が1つのキーに印字されているので、ゴチャゴチャした印象を与えます。
基本的にはタッチタイピングで記号を探す時だけしかキーボードを見ないこともあって、「使っていてストレス」というわけではないけれども。
色も、ゴチャゴチャした印字も好みではないため、RC1に愛着が持てないのが悲しい。
キーキャップを変えれば「かなレス」キーボードになるので、色合いが気に入れば、愛着を持てそうな気もします。
RC1の打鍵感と打鍵音はHHKB Professional Hybrid Type-Sの雪を彷彿とさせる
私が一番好きなのはHHKB Professional Hybrid Type-Sの雪です。
見た目の美しさ、スコスコという打鍵音、タイプしている時の打鍵感、どれをとっても一番好き。
こうやって書いていても、欲しい〜〜〜となります。
Type-S 雪は見ているだけでも幸せな気持ちになれるんですよね。
とは言え、RC1の打鍵音・打鍵感はほぼType-Sと同じ感覚を味わえているので、それだけは本当に嬉しい。
意味もなくタイプしたくなるくらいには、好きです。
ただし、前述のとおりAPCの設定によってはスコスコ音が抑えられてしまうので、そういう意味でもキー荷重は45gを選んでおくのがおすすめです。
キーキャップ(かな印字なし)
RC1には4つのキーキャップがオプションで販売されているので、日本語配列でも「かな無し」にできます。
明るめの色のキーキャップに取り替えることで、印字が見やすくなるかもしれません。
日本語配列のキーキャップは在庫切れの状態が続いていたのですが、本日、楽天のREALFORCE公式ストアに入荷したとのメールが届きました!
再入荷通知メールを登録しておいて良かったです。
最初はスモーキーライラックのみ在庫が復活し(1/18 13:31にメール受信)、約3時間半後の同日16:51にダークモーブの入荷連絡メールが届きました。
RC1を購入した時のポイントの有効期限が今月末までだったので、ギリギリでポイントを使って購入できたのも嬉しい。
キーボードの中心部分はスモーキーライラック、周辺はダークモーブの組み合わせで注文したので、しばらく使ってみて、またレポします。
パームレスト
ちょうど良い高さのものを探しているのですが、なかなか見つかりません。
バード電子のHHKB Professional用タイピングベッドであれば、滑り止めシートを貼っても17mmなので、問題なく使えそうです。
ただ、私は自分の方に向かって傾斜がついたタイプが好みなので、今はパームレストなしで使っています。
亀甲名栗のパームレストが気になっているのだけど、19mmと高さがあるんですよね。
あと、RC1のキーボードトップとして使えるか?も分からない。
使っている人がいらしたら、情報をお待ちしています。
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