こんにちは、makoです。
違いが分からないために購入を先延ばしにしてきたのが、この2冊。
新選組に関する本を購入する際にお世話になっているのが、新選組の本を読む~誠の栞~というブログです。
新選組の本を読む ~誠の栞~
小説 史談 エッセイ マンガ 研究書など
このブログを書いていらっしゃる東屋梢風さんは2冊ともお読みになっていて、その違いを比較した内容が奮戦記の記事に書かれているのですが、どちらを先に読むか選べずにいました。
永倉新八『新選組奮戦記』
実歴談。新選組の幹部隊士であった永倉新八が、晩年語った回顧談をまとめたもの。 『新撰組顛末記』の原典となった新聞連載記事「永倉新八」を、再活字化した単行本である…
永倉新八『新撰組顛末記』
実歴談。元新選組隊士・永倉新八の回顧談を、新聞記者が筆記・連載した内容の集成。 (※永倉新八の関連書全般については、「永倉新八の本」へどうぞ。)大正2年(1913)、7…
2冊に共通している点として、永倉新八さんの13回忌に私家本として昭和2(1927)年6月に編集・発行された「新撰組永倉新八」が元になっていることを挙げておきます。
そして、この私家本が横浜の図書館に寄贈されていて、図書館内での閲覧が可能というのを検索していて知りました。
では、現時点で私が理解した2冊の違い。
新撰組顛末記
- 新聞に掲載された順にまとめられている(第1~70回の順)
- 昭和43(1968)年発行
- 多少の改ざんが見られる
新選組奮戦記
- 時系列にまとめられている(新聞掲載順では無い)
- 平成25(2013)年発行
- 新聞に連載された内容に近い
永倉新八さんの肉声に近い内容を好む人は【奮戦記】を、大まかな内容が分かればOKで既に【顛末記】を読んだことがある人は特に読まなくても良いかも・・・というのが、東屋梢風さんのアドバイスです。
ちょうど紀伊國屋書店で、ネット注文→店舗受け取りを選ぶとオリジナルブックカバーが貰えるキャンペーン中。
見覚えのある紀伊國屋書店のデザインなのに、無性にそのカバーが欲しくなってしまったので、まずは【奮戦記】の方を注文しました。
積ん読にならないように、時間を見つけて読書しよう!
コメント
コメント一覧 (6件)
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私が借りてきたの、この奮戦記です!
ホント、永倉さんの肉声に近いので言い回し方も昔の言葉が多くて…中々読むのが難しいです(;´∀`)
でも体験記?を読むのは楽しいですね!
事実そのものだし、知らなかったことが色々分かるし。
私ももっと色々読んでみたくなります!
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>ターボさん
こんばんは~。
ターボさんが図書館で借りた本がこの奮発記だったのですか?奇遇ですね。
私はさっき新宿の紀伊國屋書店で購入して来ました。理由もなく欲しかったブックカバーも無事に頂いて(笑)
記憶違いなど指摘されていますし、永倉新八さんの視点から見た新選組ということを踏まえても、歴史的に重要な史料だと思うので、私も読むのが楽しみです~。
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ご無沙汰です( ̄▽ ̄;)
勉強会や本や資料館に行って、遅咲きの桜鬼さんの毎日は新選組づくしですね(*^^*)
ブログを読ませていただいて、いろいろ勉強になります。
私はなかなか趣味に時間をとれなくて…
アクションは起こせないけれど、こちらのブログでなにか掴めればいいな、と思ってます…
こういうのを「他力本願」と言うのかな…汗
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>shihoさん
こんばんは。
皆さんお仕事やご家庭のことでお忙しくて、こんな風に行動しないのが当たり前だと思いますよ。だからshihoさんが普通なんです。で、私がちょっと特殊(猪突猛進な感じ!?)。
私も沢山の先輩たちのブログにお世話になっているので、そのお返しとしてどなたかにお役に立てるなら嬉しいです。他力本願なんてことは、全く気にしないで良いのでは?
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当方ブログ記事がお役に立って何よりです。
こちらの言葉が足りず誤解を招いてしまったようなので、捕捉説明させていただきます。
『新撰組顛末記』も『新選組奮戦記』も、本編は連載された順番であり、なおかつ年代順、いわゆる時系列順であり、まったく同じです。
ただ、『顛末記』の目次では、70項目が単純に列記してあるので、特定の箇所を読もうと思って探すと少々時間を要します。
『奮戦記』の目次では、「京都へ」「新選組への道」「芹沢鴨の暗殺」などと70項目を時期ごとに区切ってあるため、該当箇所を探しやすいということです。
なお、『新撰組顛末記』単行本には、本編のほか、巻末に関連資料が収録されています。
(具体的には当方記事をご覧下さい)
この資料は『新選組奮戦記』には収録されず、『新撰組顛末記』文庫版にはごく一部しか収録されていません。どうぞご留意ください。
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>東屋梢風さん
こんばんは。
新選組初心者の私のブログに何度も足を運んで下さった上に貴重な情報を教えて下さり、本当にありがとうございます。
新聞掲載記事という観点では永倉さんの肉声により近い奮戦記の方で良さそうだと思ったのですが、単行本の顛末記に収録されている関連資料はぜひ読んでみたいです。
でも、顛末記は文庫本しか出回っていないような・・・。もしかしたら、図書館などでは扱いがあるのかもしれないですし、もう少し調べてみます。
大先輩の東屋梢風さんにコメントを頂戴して恐縮する反面、とても光栄です。ありがとうございましたm(__)m