たまご組では毎年10月は点数計算合宿があります。
昔は2泊3日とか1泊2日の泊りがけでおこなっていたので合宿というネーミングがついているけれど、今は土日の2日間を使って都内で泊まりなしで開催されています。
点数計算合宿に参加するレベルまで到達
今年は世田谷メンバー5人が初めての点数計算合宿に参加。
もともと初心者向けにカスタマイズされることは分かっていたので私は参加しませんでしたが、「脳みそがフリーズしました」という感想もあって、すごく気持ちが分かるな〜と思いました。
https://tamago-gumi.jugem.jp/?eid=342
世田谷メンバーは麻雀を覚えはじめてから長い人で1年半、短い人で10ヶ月ほど。
点数計算の仕組みは慣れてしまえばどうってこともないのだけど、初心者には麻雀の流れを覚えるよりも難しいと感じるかもしれない。
点数計算合宿の報告メールが花せんせーから届き、「ぜひ世田谷でも復習してね」とありました。
参加したみんなも「忘れないうちに!」と次回の自主練スケジュールを考えたらしく、10月末と先週に復習しました。
1日でアガリ役とハン数、食い下がり、符計算まで学んだメンバー。
ピンフのロンあがりとピンフツモの点数まで言えるようになった・・・と花せんせーから聞いていましたが、きっと頭の中がこんがらがっていると思ったので、今回はアガリ役と食い下がりについて重点的に復習することに。
点数計算を復習
点数計算は、アガリ役のハン数と符の組み合わせ。
なので、言ってみれば点数計算パート1みたいな感じです。
ある程度知っている(はずの)アガリ役から始め、参加メンバーにどういう役なのか復習がてら説明をしてもらいつつ、実際の麻雀牌でそのアガリ役を見ながら進めてみました。
頻度は低いけれど時折見かけるものとしてダブルリーチ、ハイテイ・ホーテイ、リンシャンカイホーなどがあります。
ハイテイ・ホーテイは間違って申告している人が多いけれど、ハイテイはその局の最後の牌をツモってアガリになった時で、ホーテイはその局の最後に捨てた人の牌でアガることです。
なので、ハイテイはツモだけだし、ホーテイは必ずロンあがりです。
ちなみにドラ表示牌をめくる前にその山の一番左端の上の牌を必ず下に置くよね。
その下に置く牌はカンをした時に持ってくる牌なのだけど、これをリンシャン牌と呼びます。
この牌でアガリになった時にリンシャンカイホーというアガリ役になるけど、普通はリンシャンと短縮して呼ぶことが多い。
リンシャン牌でアガる時も必ずツモあがりになる+カンをした時だけに可能性があるアガリ役だよ。
面前ならリンシャン+ツモで2ハン、鳴いていたらリンシャンで1ハンです。
役に「三」がつくのに、2ハン
雑学として覚えておくと今後役立つかもしれないのは、大三元以外の三がつくアガリ役(三色同順・三色同刻・三暗刻・三槓子・小三元)は全部2ハンです。
三色同順以外は本当に報われないというか、頑張ったところで2ハンしかない、っていうね。
チャンタ(2ハン)や純チャン(3ハン)も待ちが悪いしテンパイまでたどり着くのも厳しいのに、これだけしかないしね。
ややこしいね
同じようになかなか成就しないのに3ハンしかないリャンペーコーも、手牌の美しさとは裏腹に頑張り損みたいな(笑)
リャンペーコーはイーペーコーが2つ。
イーペーコーのイーは1、リャンペーコーのリャンは2だよ。
イーピンと言えばピンズの1、リャンピンと言えばピンズの2だから、これは分かるかな。
イーペーコーになるには6枚の牌が必要だけど、それが2セットあるから12枚 + 雀頭2枚で構成されているので、すべての牌が2枚ずつあって、チートイツと思い込んでしまうかも。
たとえば、こんな形でテンパイすることが多い。
チートイツと考えれば のタンキ待ちだけど、 のリャンメン待ちと考えることもできて、でアガった時だけリャンペーコーになるよ。
ここでをツモってアガった場合、ピンフ、ツモ、イーペーコーになるのです。
麻雀は高いほうを採用する高点法がルールなので(これは来週の符計算で復習するよ)、でアガったときはチートイツの2ハンではなく、リャンペーコーの3ハンが採用されます。
なので、リャンメン待ちなのにタンキ待ちと思い込んでいるとフリテンが発生してしまう。
初心者は要注意です。
食い下がりも初心者には難しい
こんな風にアガリ役とハン数を覚えつつ、食い下がりについても確認しました。
麻雀の難しい要素の一つが食い下がりだと思う。
食い下がりとはポンやチーをしてハン数がマイナス1になることなのだけど、役(アガリ役のこと)によっては食い下がりのないものもあって、混乱の種でもあります。
普通は食い下がる(もともとのハン数よりマイナス1になる)と理解していると良いかな。
例外として食い下がりのないアガリ役もある、と考えてみてね。
と言っておきながら、この例外がソコソコあるんですよね。
これは覚えるしかありません。
タンヤオ、役牌、トイトイ、三暗刻、小三元あたりを覚えておけば大丈夫だと思うよ。
混老頭と三色同刻なんて滅多に出ないし、私もすっかり食い下がりがないってことを忘れていたくらいだから、覚えてなくても問題なし。
あと食い下がりのポイントはそれぞれの役がマイナス1になる、ということ。
たとえばチャンタ・イッツー(一気通貫)だとしたら、チャンタの2ハンは1ハンに、イッツーの2ハンも1ハンになります。
だから、面前(ポンやチーをしない)でアガると4ハンになるこれらの手牌が、鳴いてしまうとたった2ハンにしかならない。
点数計算を知っていると良いこと
初心者でも点数計算を知っておいたほうが良いと私が考える理由は、食い下がりの概念とハン数を覚えること、そして麻雀はアガリを求めるゲームではなく、最後にトップをとるゲームだということに気付けるからです。
世田谷メンバーもずいぶんと普通に打つことができるようになってきて、ポンやチー(鳴く)も取り入れるようになってきました。
今までは「それを鳴いて、あなたはアガれる?」と聞いていたけれど、それはつまり「アガリ役は何?食い下がりしない?」と聞いていたわけです。
ピンフのみの手牌でチーをしたら、アガれなくなってしまう。
たとえば、ピンフ・イーペーコーの手牌で何か1つでも鳴いていたら、その時点でどちらのアガリ役も消えてしまいます。
こういうことを理解するためにも点数計算は大事。
さっきも書いたけれど、たとえばチャンタ・イッツーを面前でアガれば4ハンだけど、鳴いていたら2ハンにしかならない。
たまご組では30符4ハンは7700・11600なのですが(切り上げ満貫にはならない)、点数の概念を知っていれば、鳴いて2000点と面前で7700とどちらがトップを取る道に進んでいるかな?ということを考えることができるようになります。
ポン・チーで1000点を4回アガっても4000点にしかならないし、そんなに毎回のようにアガれるわけじゃない。
しかも周りが見えていない&他家の捨て牌なんて見る余裕のない初心者が1000点のためにポン・チーしていたら、他家の高いアガリに振り込むのがオチ。
ゴールを1000点にするのはどうかな?と考えることができるようになると良いね。
久しぶりすぎてかなり忘れてる人も
11月の自主練には4月から職場が変わってまったく自主練に参加できなかったMちゃんが久しぶり参加したのだけど、面白いほど忘れていました。
ピンフと本人は言っているつもりなのだけど、ずーっとピンズと言っていたり。
ハン数はただの足し算なのに、しかも数字は1〜3がメインの足し算なのに、それすら計算がおかしくなっていたり。
今回もいっぱい笑って、楽しかったね。
週明けの自主練では、いよいよ符計算に突入!
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