シドニー滞在1週目☆後編☆

 

 

15(火) 入学申請の1日

指定されていた通り、朝9時半にChatswood IECへ。

Chatswood(チャッツウッド)は私たちが住んでいる地域の名前。

 

娘が英語のレベル分けテスト(約2時間)を受けている間、私と息子はカウンセラーによるオリエンテーション。

 

IECはIntensive English Centreの略。

IECはハイスクール相当の子供を対象に作られた政府機関で、英語を母国語としない子供向けに、主要教科(国語・算数・理科・社会)を 英語で授業を受ける。

かなり高い英語力が必要とされる、ハイスクール レベルの英語力を養う準備学校みたいな位置付けらしい。

 

レベルは4つあって、全く話せないビギナー・レベル1・レベル2・レベル3。 レベル3を修了するとハイスクールへ編入。

小学校やハイスクールは日本と同じく1年ごとに進級するけれど、IECは学期の修了テストに合格すれば学期ごとに進級する。

 

こちらは4学期制で、学期はターム(Term)と呼ばれ、T1~4と書く。

新学期(T1)は1月末~4月上旬、T2は4月末~7月上旬、T3は7月末~9月末、T4は10月中旬~12月中旬という約10週間ずつ。

学期と学期の間に2週間、学期末に5週間の休みがある。

今現在は、T2の終盤という時期。

 

娘は本当はビギナーだけど、今はそのクラスが無いいとの事で、レベル1に入ることになった。

で、次の学期はレベル1の最初からスタート。

 

テスト終了後の娘は「全く分からなかった」と、しょんぼりした顔をしていた。

だから、「英語が分からないだけで、問題が日本語で書かれていたら分かるんだから、何も心配することは無いよ」と伝えておいた。

 

この日のレベル分けテスト&オリエンテーションに参加したのは、中国人・韓国人・日本人(私)の3組の家族。我が家以外はみ~んな家族総出の状態だった。

旦那は普通に出社してて、私ひとりで良いと気楽に考えていたのだけど、みんなが教育熱心なのか、我が家がマイペース過ぎるのか?

 

そうそう、韓国人家族には通訳が付いていた。公的機関で必要な通訳は無料で依頼できるらしい。お医者さんの時、 困ったら通訳をお願いしてみようかな。

 

カウンセラーの先生はオーストラリア訛りが無くて、とても分かりやすい英語を話す先生。

これから、【言葉の壁】という大きなストレスに対面する子供達の状況を良く理解していて、とても親身に接してくれるだろうな・・・と感じさせる人だった。

 

申請書類の確認を終えて、制服の購入。

サイズが大きすぎる場合、「上着以外は市販品で構いませんよ」と言われたのだけど、小柄な娘には案の定すべて2回りくらい大きかった。

 

IECでの手続きをすべて終えた後、帰り道にある小学校へ。

息子が通うのは、Chatswood Public Schoolという公立校。

マンションの斜め前にあって、すっごく近い。

 

小学校はプライマリー(Primary School)と呼ばれ、幼稚園の年長と、小学1~6年の7年制。

中高一貫でハイスクール(High School)と言い、6年制。

 

幼稚園の年長にあたる学年はキンダー(Kindergarten)で、K1・K2などと呼ぶ。

数字は日本で言う、1組・2組みたいな感じだと思う。

 

小学校(Year1~6)からハイスクール(Year7~12)までは数字が学年を表す。

 

日本の学年の境目は4/2だけど、こちらは7月末。

例えば、11月生まれのyunaは日本と同じ6年生で、Year6(Y6と書く)。

 

7月上旬生まれのshunは日本では3年生だけど、こちらでは4年生になるらしい(Y4)。

英語が全く話せないし、日本でも3年に進級したばかりなので、shunはY3に申請した。

 

必要書類の提出だけだから、こちらは15分ほどで終了。

 

そして帰宅したら、マンションのエレベーターが故障していた(>_<)

我が家は25階なのに、「非常階段を使って下さい」と素っ気なく言われる(この一件は長くなるので、また後日)。

 

午後はシティーと呼ばれる、シドニー中心街へ。

旦那にで小切手を発行してもらい、Central駅で待ち合わせ。

 

International Student Centreで無事に納付。

永住権のある人や現地の人は公立校は無料だけれど、我が家の場合はビジネスビザ(一時居住者扱い)なので、子供を公立校へ通わせるのに一定額を政府に支払う必要がある。

 

2010年度は小学生の場合、ひとり年間$4,500+申請料$110で、これが親が学生ビザだったり留学目的の場合は確か2倍はする。

 

途中でハイスクールに行くことになっても納入した年度はそのままOKだし、 永住権やビザのステイタスの関係で学費が無料になった場合は、 残額が返金されるらしい。

 

疲れた体を引きずって、真っ暗な非常階段を上って25階へ(非常階段が真っ暗って、非常時に意味が無いよね)。

その日はお腹が空いても外出しないと心に決めたのでした。

 

その後、16(水)~18(金)は優奈の制服(の代わり)探し、家具や家電の配送、ベッドの組み立て(3時間もかかった・・・最初から旦那に頼めば良かった)、不良品の交換などであっという間に過ぎました。

 

あ、そう言えば、18(金)の午前中にIECから連絡が入り、yunaは明日6/21(月)から登校することになりました。

 

1週間~10日で届くと言われて6/2に手配した航空便が届かず、お弁当箱も登校用バッグも無いけど。

同じ日に申請&納入したのに、小学校からは未だに連絡なし。

 

ちょうど毎週月曜日は学校見学ツアーをしているみたいなので、その見学ツアーに息子と行って来ようと思ってます。

 

備考:

最近の為替レートはオーストラリアの$1=¥80くらい。

それから英国領の名残で、英語の綴りが日本で習ったアメリカ英語とは違う。

例えば、オーストラリアではkindergarten、Centreなどと書く。

 

 

 

 

 

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この記事を書いた人

このブログは2010年から2014年まで、オーストラリア・シドニーで過ごすことになった子供たちの記録を綴るために始めました。
子供たちが大きくなるにつれて、私自身の趣味についての記事が増えています。
好奇心旺盛で、自分で調べて様々なことに挑戦することが好きです。

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