家庭の事情で約2年半ほど勉強から遠ざかっていましたが、2024年7月末から予備試験の勉強を再開しました。
自力で勉強するか、外部の力を借りるか
これまでの教材を使う
勉強再開にあたって、まずは手元にある教材を使って、自力で勉強をすることを考えました。
経済的な負担がほとんどない点はメリットですが、やる気が続くかな?というのが懸念点。
お休みしていた間に改定された呉基礎本シリーズを購入し、テキストを読むところからスタート。
呉クラスの再受講
途中でいくつか改正された条文があることを知り、改正法に気付かずに復習しているものがあるかも?と少し不安になってきました。
そこで、やはり講座を受講しようと決め、呉クラスの再受講を検討。
残念ながら、呉クラスはすべてWEB受講になってしまったようですね。
1年コースも2年コースも価格は同じで、高額な設定は変わらず。
受講期間は4年間なので、2年間で70万円くらいの講座と変わらないのですが、最初に支払う金額が大きくて、心のハードルが高い。
LEC 矢島先生
そんな中、偶然出会った、LEC 矢島先生の講座。
無料のお試し受講を申し込みました。
https://www.lec-jp.com/kouza_trial/shihou.html#upper
憲法、民法、刑法のお試し受講をしてとても良かったのと、付いていけそうという感覚があったので、7月下旬に水道橋校に行き、受講前の相談をしました。
ちなみに、矢島クラスには受講生スタッフさんがいらして、X(旧Twitter)アカウントで情報発信をしています。
週に2回ほど、定期的に無料相談できる時間があり(1回30分、電話や対面で可能)、受講前も受講後も利用できます。
復習がまったく出来ていないのに次の科目に行く(=とにかく講義を全部聞くことを最優先にする)のが良いのか迷った時、通学クラスから通信クラスに切り替えるか迷う時、やる気をもらいたい時などに相談しています。
なぜかXのポストを埋め込めません。下書きではちゃんと表示されるのに、投稿プレビューではURLの表示になってる。
Web奨学生試験
LECには「Web奨学生試験」という制度があります。
250〜800文字程度の作文を書いて送ると、割引クーポンをいただける制度。
こちらは通年応募できる制度で、試験という名前が付いていますが、受講しようと考えている理由を書いて送るだけです。
すべてWEB上で完了する手軽さがあります。
最大30%割引のクーポンをもらえるようです。
私は20%オフのクーポンをいただきました。
申し込むつもりでしたら、この制度を活用しない手はありません。
予備試験受講生向け論文試験
6月には最大80%割引になる、論文試験もあるようです。
矢島先生の講座を知ったのが7月だったので、この制度の詳細は知りません。
論文が書ける方なら、挑戦する価値はありますよね。
LECの学校がある地域へ出向く必要があるようですので、興味がある方は、チェックなさってください。
申し込んだ講座
「矢島の予備試験パック」の通学クラスと「矢島の労働法(通信クラスのみ)」を申し込みました。
WEB奨学生試験のクーポンも利用できましたよ。
申込みを決めた理由はいくつかあります。
- 分かりやすい講義
- 気さくな受講生スタッフさんの存在
- 通学クラスと通信クラスを変更できる
- 予備試験パック受講生は次年度以降が40%オフになる
通学クラス
通学クラスにした理由ですが、通信クラスは講義・教材の発送が通学クラスの約1ヶ月後なので、できるだけ早くインプット講義を進めるのに最適なのは通学クラス、とアドバイスされたからです。
通学クラスには欠席フォロー制度があり、通学クラス用講義の2〜3日後にWEBで受講できるようになります。
通信クラス用と同じと思われますが、1ヶ月ほど前倒しで受講できる仕組み。
配布されたレジュメは各自のタイミングで水道橋校で受け取ることができるので、1ヶ月に1回くらいの頻度で水道橋校へ行き、講義は欠席フォロー制度で進めています。
私自身はメモ魔なのでレジュメをPDF化してiPad ProとGoodnotesで受講していますが、テキストの内容に言及する際はテキスト部分を画面に映して講義が進むため、レジュメが手元になくても受講できます。
通信クラスから通学クラスへの切り替えも、その逆も適宜可能なようです。
「論文完成講座またはスピードチェック講座が終わった時点で通信クラスに切り替えるのもアリですよ」と受講生スタッフさんからアドバイスをいただいたので、3月末時点での進捗状況によって通信クラスに変更するかもしれません。
事後的に変更できるのはありがたいです。
矢島の予備試験パック
下記の講座が含まれています。
- 矢島の速習インプット講座
- 矢島の論文完成講座
- 矢島の短答対策シリーズ
- 矢島のスピードチェック講座
- 矢島の最新司法試験過去問&ヤマ当て講座
- 矢島の法律実務基礎科目(民事・刑事)
PDFでのテキスト配布には対応していない点が残念ではありますが、音声はダウンロードできます。
講義と受講用ソフト
通学クラスの講義は、1コマ4時間が基本。
受講し始めたばかりの頃は、絶望的にゴールが遠いと感じていた4時間という長さも、速習インプット講座が終わる頃には慣れました。
通信クラス用の動画では2時間で前半と後半にチャプタが分かれているので、1日2時間を目安に進めることもできます。
見た目は古い印象を与えるシステムであることは否めないものの、なかなか高機能で、「あ、こんなことができたんだ〜」というものを見つけるのが楽しいです。
講義中に「良かった」ボタンを押すことができる(分かりづらかったボタンもある)とか、同じ講座を取っている人をフォローできたり。
フォローしたくても誰が誰か分からないので、フォロー制度は活用できていませんが。
スペースバーで一時停止/再生ができるようになってくれると嬉しい、という個人的な希望はあるけれど、使い勝手は悪くありません。
選択科目
選択科目は労働法のみです。
個人的に学びたいのは国際私法ですが、可能な限り矢島先生で揃えたほうが違和感が少ないだろうと思い、労働法も申し込みました。
こちらは通信クラスのみの設定で、申し込んですぐに2025年合格目標のインプット用と論文用のテキストが届きました。
司法試験向け講座もほぼ同じ
似たような名前で、「矢島のスタンダードコース」があります。
予備試験パックとの違いは、短答と法律実務基礎科目が含まれていないこと。
現時点での感想
2025年合格目標のインプット講義開始から1ヶ月遅れで申し込んで、やっと通学クラスに追いついたばかり。
7科目のインプット講座〜憲法の論文講座まで受講した時点での感想は、受講して良かった!です。
かなりレベルが高く、本質を伝えている講義という印象ですが、あれだけ分かりやすく、腑に落ちる形に落とし込んでいるのはすごい。
初めて、この先生に合格を報告したい!という気持ちが芽生えました。
民訴・刑訴・行政法が本当に苦手だったけれど、「分かる!」が続いて、途中からは理解できている自分が怖くなったくらい。
行政法は一生理解できないだろうと諦めていたのに、乾いたスポンジが勢いよく水を吸うかのように知識を吸収した感じです。
初学者の場合
インプット講義の回数が少ないので、初学者だとキツいと感じる部分があるかもしれません。
講義の内容という点ではおすすめなので、まずはお試し受講で相性や理解できそうかを確認なさってください。
科目によっては、時間が足りなくて講義ではカバーしない範囲が結構あり、自習が必須な場合も。
たとえば、2025年合格目標の憲法。
統治分野がほとんど触れられずに終わりました。
駆け足で三権分立の最低限のところだけを触れただけなので、初学者は不安を覚える可能性があります。
統治の分野はあまり解説が必要ないという気もしますし、テキストの内容が濃いので、読めば理解できるとは思いますが。
個人的には、矢島先生が解説する統治分野をしっかり聞いてみたい、という希望はあります。
2年間の初学者向けコースを手がけて欲しい気もするけれど、破格な講座費用設定なので、私のように2年間で進めると割り切って(来年も申し込むつもりで)スタートするのも一つの方法だと思います。
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