ドゥオモを後にして私たちが向かったのはランツェ駅から徒歩7〜8分の場所にある、サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会。
ここにレオナルド・ダ・ヴィンチが壁画として残した、【最後の晩餐】があります。
何も知らずにブレア美術館の入場券も一緒になった32ユーロくらいのチケットを買ってしまったのですが、【最後の晩餐】だけのチケットなら8ユーロみたい。
事前予約が必要で、1回に入場できる人数と鑑賞できる時間が決まっています。予約時間の20分前に窓口でチケットと交換してもらい、待合室で過ごします。
中へ入るには厳重なセキュリティが敷かれていて、ちょっとビックリ。
時間になってゲートが開き建物内部へと入ると、右手の壁一面に最後の晩餐が描かれています。
ほとんどが壁画の前に殺到したので、私は少し離れた場所にある長椅子に座って、全体と絵のエネルギーをゆっくりと感じながら鑑賞。壁画の前に誰もいなくなった時に最前列に移動して、じっくりと見ました。
娘は美術館を想像していたようで、この壁画だけが見所の場所だったことに驚いていました(実際は【最後の晩餐】の向かい側にも壁画があるのですが…)。
終了時間を告げられて、小さなお土産ショップを抜けて外へ出て、今度は15:30に予約しているブレア美術館へ。
美術館の近くで初のイタリアン料理を食べました。残念ながら、娘は吐き気のためにほとんど何も食べられず。
空腹と暑さと疲れもあった所に、地下鉄の駅のこもった空気で気分が悪くなってしまったのでした。
ブレア美術館は宗教画が多いのですが、ピカソの絵が1点とモディリアーニの絵が2点ほどありました。どちらも私が苦手な画家さん達ですが、亡くなった祖母はモディリアーニが好きだったので、代わりになったつもりで目に焼き付けて来ました。
予想外に主人と娘が堪能していたので、間違って買ってしまった形の美術館チケットも無駄ではなかったと言うことで(笑)
普段は南の島で1週間〜10日のんびり過ごすスタイルの我が家にとって、こういう観光メインの旅は初めて。
暑さで疲れが出たのと軽い時差ボケもあって、私と娘はシャワーを浴びて18時には寝てしまいました。
男チームは中央駅地下のスーパーにカップラーメン探しの旅に出かけ、日本では見かけない「味の素」が作っているカップラーメンを買って食べたようです。
娘は4時くらいに一度目が覚めて、ジャグジー風呂で疲れを癒してから二度寝。
こんな適当な感じでミラノ最後の夜は過ぎていきました。
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